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2022年03月14日

映画イラストレーター宮崎祐治 調布映画地図展

映画のまち調布 シネマファスティバルの関連イベントのひとつ「映画イラストレーター宮崎祐治 調布映画地図展」が開催中です。
映画のことに詳しい矢ヶ崎雅代さんに見どころなどご紹介していただきました。

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こんにちは!
春うららかな今日この頃、お出かけシーズンですね。
桜の花見もまもなくですが、こんな企画展はいかがでしょう。
調布市文化会館たづくり1階の展示室で入場無料のお得な企画展が行われています。



宮崎祐治さんは、1955年東京都調布市富士見町のご出身。
(詳細プロフィールは文末をご覧ください)
2019年に国立映画アーカイブで「キネマ旬報創刊100年記念 映画イラストレーター 宮崎祐治の仕事」展がありました。
今回は、満を持してその調布版「調布映画地図展」の開催です。

地域ごとの地図付きの展示画。



ガメラのお出迎え。


映画スターの造形物。


「花束みたいな恋をした」のシーン。


日本映画、外国映画を時系列で辿った展覧会ならではの展示。


「デビュー作の風景 日本映画監督77人の青春」は圧巻。


その他にも「角川映画ロケーションマップ」「鎌倉映画地図」等、今までの集大成となっている展示内容です。

入口では、この企画展のパンフレット(1,000円)や著書を販売しています。
このパンフレットは見応えあり。
展示画だけでなく、調布市出身だからこそ書ける宮崎流の解説文も載っています。
詳細な地図も載っているので、春のウォーキングのお供にも。
特典として、会場に宮崎さんがいらっしゃれば、似顔絵を描いてもらえるかもしれません。
私は「調布映画地図」と「東京映画地図」を購入。
ラッキーにも、ちょうどいらしたので描いていただきました。

2月には、宮崎さんとガメラ監督で有名な金子修介監督が登壇し、トークショーもありました。
お二人は都立三鷹高校で同級生だったとか。
金子監督は大学卒業後に日活へ入社し、映画監督の道へ。
宮崎さんは美大へ進学後、CM企画・演出の道に入り、映画イラストレーターとして活躍。
「映画」というキーワードで、卒業して約50年経っても結び付きがあるという、調布ならではのエピソードではないでしょうか。
 
調布市文化会館たづくりで、3月27日まで開催しています。
お買い物帰りに、調布でのデートに、ぜひお立ち寄りください。
新しい調布の魅力を見ることができます!

【宮崎裕治 みやざきゆうじ】
1955年東京都調布市生まれ。
武蔵野美術大学造形学部デザイン科卒。在学中から『キネマ旬報』や旧文芸坐などで描く。
卒業後は映像制作会社でテレビのCMや番組のディレクターとなり、並行して『キネマ旬報』誌をはじめとする数々の映画雑誌や書籍、カレンダーやポスターなどに作品を発表。映画イラストレーターとして独自の地位を確立する。
2016年日本映画ペンクラブ奨励賞受賞。著書に『東京映画地図』『鎌倉映画地図』など。  


  • Posted by ちょうふネットテレビ at 16:39Comments(0)取材