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2023年01月13日

スタジオジブリ『耳をすませば』

スタジオジブリ『耳をすませば』
© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

映画のまち調布 シネマフェスティバル2023が、2023年1月27日(金)から2月19日(日)まで開催されます。
映画のまち調布 シネマフェスティバル2023についてはこちらをご覧ください。
https://chofucinemafestival.com/

期間中の最後の9日間2023年2月11日(土・祝)~2月19日(日)、1995年公開のスタジオジブリ劇場用長編アニメーション『耳をすませば』(近藤喜文監督・宮崎駿プロデュース)がイオンシネマ シアタス調布で上映されます。

今回の上映作品は、制作当時の35ミリフィルム映画に限りなく近づけて作成したDCPだそうです。
※DCP(デジタルシネマパッケージ):フィルムやテープに替わるデジタルデータによる映画の上映方式
シアタス調布の大画面と音響環境で作品をで楽しめますね!

2月の上映に先立ち、1月10日にシアタス調布で試写会が行われました。
今年も、映画のことに詳しい矢ヶ崎雅代さんに試写のレポートをお願いしました。

<『耳をすませば』試写会>
「胸キュン」
この単語を久々に思い出しました。
人を恋する淡い気持ち、将来の自分を思い悩む姿。
「あぁ、自分もこんな時あったよなあ。」
「あらら、どうしても思春期ってつっぱらかっちゃうんだよな。」
誰しも、そんな経験があると思います。

高校受験を控えた月島雫は、天沢聖司と図書カードを通じてお互いを知り、出会います。
聖司が、将来はバイオリン職人としてイタリアへ行きたいという思いに触発され、自分の道を模索する雫。
心優しい聖司の祖父が、焦る雫の気持ちに寄り添って、導いてくれます。
そして、雫の起こした行動は。

ジブリアニメで、青春映画の不朽の名作と呼ばれている作品です。
思春期のみずみずしい感性を近藤善文監督が、多摩地区をモデルに描いたヒット作です。
モデルとなったのは、なんと京王線。
そして聖蹟桜ヶ丘周辺と、調布市民にはお馴染みの場所です。
(物語の中では、杉の宮駅等、別名で登場します)
余談ですが、筆者は高校が聖蹟桜ヶ丘だったので、駅前でアルバイトをしていたこともあり、当時のその背景のリアルさに思わず懐かしさがこみ上げてきました。
ぜひ大画面でそれを発見していただきたいと思います。
近藤喜文監督は、残念ながら1998年に47歳の若さで亡くなっています。
ご存命だったら、この作品のモデルとして選んだ理由をお聞きしたかったです。
映画公開後は、町おこしとして聖蹟桜ヶ丘商店街が、駅前に散策マップや青春ポストを設置しました。聖地巡礼の元祖と言えるでしょう。
見どころをもうひとつ。
なんと天沢聖司の声を演じているのは、当時14歳だった高橋一生。
収録した1週間後に声変わりが始まったという「奇跡のタイミング」だったそうです。
「その実年齢が持つ空気や存在感を大事にしたい。」
と近藤監督がキャスティングしたそうです。

映画を観たら、せっかく近いのですから、聖蹟桜ヶ丘へウォーキングしてはいかがでしょうか?
京王線沿線住民としては「一粒で二度おいしい」作品です。

(文責:矢ヶ崎雅代)


公開初日2月11日は、月島雫役 本名陽子さん登壇での舞台挨拶付き上映です。
上映が楽しみですね!
耳をすませば』上映についての詳しいことはこちらをご覧ください。
https://chofucinemafestival.com/contents/2023/23088


(水谷)



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    Posted by ちょうふネットテレビ at 16:08│Comments(0)その他
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