調布市民映画塾 上映会

ちょうふネットテレビ

2017年09月08日 19:27

第10回調布市民映画塾のご案内です。



主催の「NPO法人調布シネマクラブ」は、「映画のまち調布」を盛り上げるためにさまざまな活動をしている団体です。
今回の企画は、映画「赤西蠣太(あかにしかきた)」の上映とイリス・ハウカンプ先生の講演です。


映画「赤西蠣太」とは?

1936年、片岡千恵蔵プロダクションが製作。
江戸時代の伊達騒動を題材にした志賀直哉の短編小説を、伊丹万作が監督・脚本した時代劇コメディー。
片岡千恵蔵が醜男と美男の二役を演じ分けます。


イリス・ハウカンプ先生

イギリスのロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)で日本映画を研究し、2015年にメディア・映画研究の博士号(Ph.D.)を取得。
アジア・アフリカ研究教育コンソーシアム(CAAS)のプログラムで、2015年から特別招へい講師として、東京外語大学 大学院国際日本学研究院に籍を置き、映画研究と日本映画史についての授業を受け持っています。
1920年代から50年代が主な研究領域で、特に映画監督の伊丹万作に注目しています。

東京外語大学の教員インタビューでは、次のように語っています。
「この映画が公開された1936年は、ちょうど満州事変を経て、軍部が中国での戦線拡大を画策していた頃。映画では、そんな軍国主義への批判ともとれるシーンも見られます。映画というのは、当時の社会世相を反映すると同時に、それに対する製作者の考えや意図を読み取ることができます。戦時中の映画を研究することで、人々がいかに戦時を生き抜いたのか、また戦時下のメディアの役割とはどのようなものだったのかを探ることが私の研究テーマでもあります。」


日時:9月11日(月) 13:30~15:50
(講演 13:30~ 映画上映 14:30~)
会場:調布市文化会館たづくり8階 映像シアター
会費:1,000円 (定員100名 全席自由)

申込み等はこちらをご覧ください。
http://choufucinemaclub.tamaliver.jp/e442717.html


(ゆ)

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