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2024年04月10日

野川の桜2024~嵐のあと~

前日は激しい雨風の嵐でしたが、一夜明け抜けるような青空が広がりました。
桜の花はもう散ってしまったかと思いきや、まだまだ見ごろでした。



河原は散った花びらで桜色の絨毯になっていました。



桜にはやっぱり青空が似合いますね。



桜がそろそろ終わりとなるころ、あちらこちらでツツジが一斉に咲き出しました。



ハナニラがどんどん増えています。
英名「スプリングスターフラワー」を持ち可憐な姿でとても魅力的なのですが、実は「生態系被害防止外来種リスト」に載っているのですね。
在来の植物にとっては危険な存在です。




(水谷)  


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    2024年04月08日

    特撮のDNAは調布にある!

    (映画『ゴジラ-0.1』が米アカデミー賞で視覚効果賞を受賞したことについて、調布在住で映画に詳しい矢ヶ崎雅代さんに寄稿していただきました。映画愛あふれる記事をどうぞ。)



    《特撮のDNAは調布にある!》

    皆さん、先月の米アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-0.1』を制作した白組。
    そのスタジオは、調布にあるというのをご存知ですか?
    「特撮のDNAは調布にある!」
    ということを高らかに叫びたい私は、かなりの特撮マニアです(笑)

    1980年代末のこと。
    まだ昭和だったことは憶えています。
    当時、私は映像の制作進行をしていて、ある現場に立ち合っていました。
    スタジオの中は真っ暗な部屋。
    そこで作業をしている人が数人。
    タブレット状の物に何かを見ながら、鉛筆状のスティックでずっと点々を打っている。
    これがその当時のCG制作だったのです。
    まだパソコンは庶民には高嶺の花で、一般には普及しておらず、ひたすら点々作業をしていました。

    「こういう点がいっぱいあり、ここだけで2900万個ある」
    白組調布スタジオで、『ゴジラ-1.0』の波のシーンをディズプレイに映しながら、テレビ番組のインタビューに答えていた野島達司さん。
    アカデミー賞の時に登壇していた4名の中で、最年少の25歳。
    冒頭に書いた昔のことを思い出したのは、このインタビューを観たからです。
    現代ではその点々の塊は、マウスで作れるし、動かす、貼り付ける等、なんでもすぐにできます。
    昔の現場に居合わせている私に、タイムマシンに乗って教えに行きたい気持ちになりました(最近観ていたテレビドラマの影響かもしれません)

    何がそんなにすごいのか。
    ハリウッドの大作VFXチームは数百人体制で、制作費も約100億円単位。
    そのほとんどがILM(『スター・ウォーズ』で有名なジョージ・ルーカスが創設)が制作しており、今回のアカデミー賞視覚効果賞ノミネート作品の他4作品はILMでした。
    なんと白組チームは、主力メンバーが35人のスタッフで取った賞なのです。
    製作費もハリウッド版の10分の1。
    この予算で高いクオリティを実現したというわけです。
    山崎貴監督は「ワンフロアで作業できる体制だったのも大きな要因のひとつ」とインタビューで答えていました。

    今回のアカデミー賞授賞式の時に、VFXプロデューサーの渋谷紀世子さんが額に入れた写真を壇上に持っていらっしゃいました。
    『ゴジラ-1.0』のエグゼクティブ・プロデューサーの阿部秀司さんの遺影でした。
    阿部さんは、この快挙を見ることなく、昨年末に亡くなられました。
    3月下旬に東宝砧スタジオで行われたお別れ会には、遺影を飾った花祭壇のすぐ横にオスカー像が飾られていました。
    改めてご冥福をお祈り申し上げます。

    調布から米アカデミー賞視覚効果賞への快挙❗️
    この快挙は、特撮関係者だけでなく、映画界全体に大きな影響を与えることだと思います。
    「映画のまち 調布」には、これからの新しい才能も続々と登場していくことでしょう。
    私は「映画の語り部」として、今後も楽しみにしています。  


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    2024年04月06日

    野川の桜2024~満開近く~



    すっきりしないお天気が続いていますが、桜の花は満開に近づき見頃を迎えています。
    枝ぶりが以前より寂しくなったものの、花が咲くと一気に華やかになります。



    菜の花の勢いに負けじと咲いています。



    河原の草花も日に日に増えています。
    シロツメクサが顔を出していました。



    のどかな河原を歩きながら桜を楽しめるのも魅力ですね。


    (水谷)  


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    2024年04月05日

    野川の桜2024~五分咲き~



    4月4日、東京で桜が満開になったと気象庁が発表しました。
    昨年より13日遅い満開だそうです。
    野川の桜は都心よりも遅れて咲きます。
    やっと五分咲き前後になりました。



    せっかく咲き出したものの、雨や曇りの日が続きます。
    暖かい日差しが欲しいところです。



    京王線鉄橋近くの桜が咲いて、いつもの電車も春らしく見えます。


    (水谷)  


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    2024年04月01日

    春の野川

    今年は桜の開花が近年にない遅さです。
    最高気温29度を記録した翌日でも、全体としての開花はまだこれからという状況でした。



    河原は既に菜の花の黄色でいっぱい。
    桜と菜の花の競演が楽しみです。



    春の穏やかな光が降り注ぐ河原。
    菜の花の中をモンシロチョウがひらひらと舞っています。



    「野川芝桜の会」の方々が育てているシバザクラがこぼれるように咲いています。



    咲いたばかりの桜が初々しいですね!


    (水谷)  


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    2024年03月29日

    野川の桜2024~胴吹き桜~



    風の冷たい日が続きました。
    久しぶりに晴れた3月27日、日差しの暖かさに誘われて一足先に「胴吹き桜」が開花。
    古い桜の木でよく見られる「胴吹き桜」。
    老木になると光合成の働きが悪くなり、栄養を得るために幹から直接小枝を出したり花を咲かせたりするのだそうです。
    1964年の東京オリンピック後改修された野川に、地元の有志の方々が植えた桜並木。
    半世紀を生きてきて老境を迎えています。
    腐朽で倒木の恐れがあるためやむなく伐採される木もだんだん増えています。
    これからも可能な形で、野川の桜を楽しめるようになることを願っています。



    河原には菜の花や雪柳が咲き始めています。
    足元には小さな花々。

    オオイヌノフグリ


    ホトケノザ


    キュウリグサ


    桜の開花が待ち遠しいですね!


    (水谷)  


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    2024年02月16日

    映画のまち調布賞 授賞式 2024

    (「映画のまち調布賞 授賞式」の模様を、調布在住で映画に詳しい矢ヶ崎雅代さんにレポートしていただきました)




    ただいま開催中の映画祭「映画のまち調布シネマフェスティバル2024」で、「第6回映画のまち調布賞」授賞式が、2月10日に文化会館たづくりのくすのきホールで行われました。

    ロビーには『空の大怪獣ラドン』(1956)に登場した岩田屋ビルの再現ミニチュアがお出迎え。



    ミニチュアといっても、かなりの大きさの迫力。
    筆者は、一昨年の東京都現代美術館で開催された「井上泰幸展」(特殊美術監督)で、舞台になった福岡の街のミニチュアを見ることができました。
    今回はその一部だけですが、ミニチュア制作は国領町にあるマーブリング・ファインアーツが担当しています。
    その再現を実際に見て、ミニチュア世界の素晴らしさを味わって頂きたいです。

    他にも『シン・仮面ライダー』『ラーゲリより愛を込めて』等、衣装や特殊マスクの展示があります。





    さて、この映画祭。
    映画・映像関連企業が約40社集まる調布市で、技術者や製作会社など映画の作り手にスポットを当てたものです(2月18日まで開催中)。
    「第6回日本映画人気投票」の結果をもとにノミネートされた映画から、各賞を決定しました。

    授賞式の司会は、お馴染みの俳優の金児憲史さん(元石原プロ)と奥様の楊原京子さん。



    開会宣言は、シネマフェスティバル名誉会長 長友貴樹さん(調布市長)。
    応援キャラクターのガチョラも登場し、にぎやかに始まりました。



    トップバッターは、特別賞から。
    昨年その歴史に幕を閉じ、全事業を終了した株式会社東京現像所の最後の代表取締役社長だった矢部勝さんが登壇。



    「東京現像所はなくなりますが、その後の技術継承は東宝スタジオに引き継がれます。今後ともよろしくお願いします。」
    と貴重なリマスター技術等の人たちは、もう新天地で業務を行なっているそうです。

    賞は以下の通りです(敬称略)
    作品賞:『すずめの戸締まり』
    撮影賞:水口智之 『月の満ち欠け』
    照明賞:佐藤浩太『銀河鉄道の父』
    録音賞:湯脇房雄『劇場版 TOKYO MER走る緊急救命室』
    美術賞:相馬直樹『耳をすませば』
    編集賞:菅野詩織『劇場版 TOKYO MER走る緊急救命室』
    特別賞:新藤次郎(プロデューサー)
        株式会社東京現像所
    『劇場版 TOKYO MER走る緊急救命室』が録音賞と編集賞のダブル受賞しました。

    受賞インタビューは、下記のURLからご覧いただけます。
    https://chofucinemafestival.com/award/116/



    最後に、映画のまち調布 シネマファスティバル実行委員長の佐伯知紀さんから
    「新藤次郎プロデューサーがスピーチで『映画は観るよりも作る方が楽しい』とおっしゃっていました。
    ぜひワークショップも開催しているので、映画づくりを体験してほしい。」 
    とご挨拶がありました。



    実際に映画づくりを体験した中高生たちの「高校生フィルムコンテスト、調布ジュニア映画塾上映会」も下記の通り開催。
    彼らの成果をぜひご覧ください。
    2月18日(日)10:00〜
    たづくり8階映像シアター(入場無料)

    帰り道、若い受賞者が、駆けつけてくれた職場の仲間に囲まれて、映画祭の幕の前で、満面の笑みをたたえた写真を撮ってもらっていたのを見かけました。
    次世代の作り手たちへのエールになることこそ、この賞の意義があると思います。


    展示は2月18日(日)まで。

    《エントランスホール》
    ◯CINE_WORKS展-映画制作の世界-岩田屋ビルの再現ミニチュア、『シン・仮面ライダー』等の小道具
    ◯映画のまち調布賞受賞者紹介展示
    《南ギャラリー》
    出張!映画資料室 東京現像所という仕事
    《北ギャラリー》
    御意見無用!東映東京撮影所物語 等  


  • Posted by ちょうふネットテレビ at 14:22Comments(0)取材

    2024年02月06日

    野川の雪景色2024

    2月5日大雪警報が出た東京。
    調布も夕方から本格的に降り始めかなりの積雪になりました。
    雪に覆われ別世界となった野川の風景です。





    枯草に雪が積もっていきます。



    雪が降りしきる中、川の中にたたずむコサギ。
    後ろ姿が寒そうです。



    ふくらんできた木の芽にも雪が積もっています。



    雪は6日未明まで降り続け、調布のまちを白く染めていきました。




    (水谷)  


  • Posted by ちょうふネットテレビ at 12:21Comments(0)その他

    2024年01月24日

    古天神公園のロウバイ2024

    今年も調布の小さな公園「古天神(ふるてんじん)公園」でロウバイが咲きました。



    今シーズンもっとも強い寒気団が流れ込み冷たい北風が吹く公園で、蜜蝋のような光沢のある花が甘い香りを放って咲いています。
    中国が原産の「蝋梅」ですが、バラ目バラ科に属するウメとは異なりクスノキ目ロウバイ科に属し、系統的には遠縁だそうです。
    英語名はwintersweet「冬に咲く甘い香りがする花」。



    この公園は、布多天神社のあった所といわれ、昔から古天神(ふるてんじん)と呼ばれています。


    (水谷)  


  • Posted by ちょうふネットテレビ at 18:02Comments(0)その他

    2024年01月12日

    映画のまち調布賞 決定

    映画賞「第6回映画のまち調布賞」計7部門の受賞者、受賞作品が発表されました。



    green_right映画のまち調布賞とは?
    映画の作り手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル」ならではの映画賞。
    主に映画製作の現場を支える技術者や制作会社などの「映画のつくり手」に贈る賞です。
    映画・映像関連企業が数多く集まる「映画のまち調布」にふさわしい映画賞と言えます。

    <第6回映画のまち調布賞 受賞者・受賞作品>

    撮影賞 『月の満ち欠け』 水口智之氏


    照明賞 『銀河鉄道の父』 佐藤浩太氏


    録音賞 『劇場版TOKYO MER走る緊急救命室』 湯脇房雄氏


    美術賞 『耳をすませば』 相馬直樹氏


    編集賞 『劇場版TOKYO MER走る緊急救命室』 菅野詩織氏


    作品賞 『すずめの戸締まり』

    ©2022「すずめの戸締まり」製作委員会

    特別賞 株式会社東京現像所



    特別賞 新藤次郎氏(プロデューサー)



    各賞の選定理由、プロフィール、受賞コメントなどは、「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」の「第6回映画のまち調布賞受賞者発表」ページをご覧ください。
    https://chofucinemafestival.com/contents/2024/26436


    <授賞式後の先行特別上映『お終活 再春! 人生ラプソディ』>


    (C)2024年「お終活 再春!」製作委員会

    お終活 再春! 人生ラプソディ』上映情報
    日時:2024年2月10日(土)授賞式16:00~上映・トークショー17:10~
    会場:調布市文化会館たづくり くすのきホール
    トークゲスト:松下由樹、水野 勝、香月秀之(監督)、川田亮(プロデューサー)
    司会:金児憲史(俳優)、楊原京子(俳優)
    https://chofucinemafestival.com/contents/2024/25811


    (水谷)  


  • Posted by ちょうふネットテレビ at 16:47Comments(0)その他