2021年01月06日
『となりのトトロ』劇場上映
ⓒ1988 Studio Ghibli
「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」が、2021年2月5日(金)から2月28日(日)まで開催されます。
「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」についてはこちらをご覧ください。
https://chofucinemafestival.com/
会期中の最後の9日間2月20日(土)~2月28日(日)、1988年公開のスタジオジブリ劇場版長編アニメーション『となりのトトロ』(宮崎駿監督)が、イオンシネマ シアタス調布で上映されます。
今回の上映作品は、制作当時の35ミリフィルム映画に限りなく近づけて作成したDCPだそうです。
※DCP(デジタルシネマパッケージ):フィルムやテープに替わるデジタルデータによる映画の上映方式
シアタス調布の幅約20メートル大型スクリーンの迫力満点の映像と音響で楽しめるそうですよ!
2月の上映に先立ち、12月17日にシアタス調布で試写会が行われました。
映画のことに詳しい矢ヶ崎雅代さんに試写のレポートをお願いしました。
<『となりのトトロ』試写会>
「サツキとメイにまた会えた!」
『となりのトトロ』は約30年前の作品。国民的アニメと言っても過言ではないでしょう。
『黒澤明が選んだ100本の映画』にもアニメ作品で唯一選ばれています。
テレビやDVDでは、幼い頃から何回も観たという人も多いと思いますが、大スクリーンでの味わいは格別のものです。
今回は調布シネマフェスティバルで行なわれる上映に先立ち、試写会に行ってきました。
スタジオジブリが、渾身の技術で再現したDCP方式を楽しみに参加しました。
シアタス調布の一番大きいスクリーンでの上映。
一番注目したのは、その背景画の美しさ。
男鹿和雄美術監督による細部まで書き込まれている緑のグラデーション。葉っぱの一枚、一枚が色鮮やかに描かれています。ジブリ作品を多数担当し、「ジブリの絵職人・男鹿和雄」という企画展も開催されたこともあります。
圧巻だったのは、サツキとメイ、トトロたちが夜中に木を大きく育てていく場面。このシーンは大スクリーンならではの迫力でした。
終了後に若い世代のミス調布のお二人からは
「どんぐりが出てくるシーンで、小さいころに観た思い出が蘇ってきました。」と話してくれました。
この30年の間に『となりのトトロ』は社会的にも反響を呼び、モデルのひとつとなった埼玉県所沢市(宮崎監督が在住)の狭山丘陵では、その森を守ろうとナショナルトラスト運動が起きました。
現在は、あの里山の風景が「トトロの森」として残っています。
調布市立中央図書館の映画資料室にある「トトロ」関連の書籍も読んでみてください。
大人になっても、自分の子ども時代に出会える、昭和の香りと自然がいっぱいつまった『となりのトトロ』。
どの年代でも楽しめる作品です。
調布シネマフェスティバルで、トトロがあなたを待っています!
(文責:矢ヶ崎雅代)
2月の上映が楽しみですね!
『となりのトトロ』上映についての詳しいことはこちらをご覧ください。
https://chofucinemafestival.com/contents/17700
(水谷)
Posted by ちょうふネットテレビ at 11:07│Comments(0)
│取材
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